2022年09月14日

安部元首相の「国葬」論議に思う

安部元首相の「国葬」をめぐって、マスコミが連日国民の50%以上が反対だとか、野党の人々が国会の承認がないのに、内閣で決めるのはおかしい。とかさかんに息巻いている。

私は内閣がいきなり「国葬」を行うと決定したのには異論がないわけではない。

しかし、国会の個々の議員が自分宛の招待状の写真をアップして欠席を表明するのは、如何かと思う。
ある評論家は『はしたなく見えるのでやめた方がいいと思いますよ』と言っていたが私はその通りだと思う。


故人の弔いにこんな風にケチをつける。しかも国会議員が。「人としてどうなんだろうか」と思ってしまう。そして、私は人の死という尊厳に土足で踏み込んでいくのを見るように感じる。


弔意を示したくないならば、示さなければいいい。しかし「弔意を示したくない」「国葬には欠席する」とわざわざ言う必要があるだろうか。それこそはしたない行為ではないだろうか。 黙っているというのが最低限の礼儀だろう。このような礼儀すらわきまえない人ががいるのは恥ずかしい限りだ。


安部元首相には、いろいろな批判はあるが、私はこの国を代表する歴史の残る偉大な政治家者だったと思っている。在任中あれだけ世界中を飛び回り、各国の首脳との親交を深め、日本の存在感を示した首相はかっていなかっただろう。


批判する野党の人々に問うてみたい。「あなたがたは安部元首相のような政治の足跡を残してきたのか」と。

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