2019年11月21日

教師受難の時代


 「生徒引率中に校長が飲酒。高校のタイ研修で教員と、業者の差し入れビールも」


 何か悪意を感じる、新聞記事だ。
 引率教師が、研修旅行で生徒の就寝時間が過ぎた後、ビールを飲んではいけないのか?
 朝早くから夜遅くまで生徒の面倒を見て、ホット一息。何でこのことが大々的に報じられるのか。私 にはわからない。校長を交えての飲み会なんてほほえましではないか。


 この報道どうも印象操作に思えてならない。これを言う人は100%以上完璧な人間なんだろうか。
 だいたいマスコミに従事する人は社会的経験が乏しい人が多い。自分の体験からではなく、読者  への受けを狙ってあたかもスクープを射止めたごとく書き立てる。
 新聞社がこんなだからあこがれて先生になったもののますますヤル気をそがれ、硬直し、先生へ  のなり手がだんだんと減っていく。
 

 酔って生徒に暴行する。飲酒運転するなどは別として、先生という職業の重責を感じながら24時間 職務に拘束される。そんな中でこんな息抜きをすることさえも許されないのか。
 最近はちょっとしたことで騒がれる。何でこれが話題になるのか。今時の先生は大変だ。
 私たちの中高校時代、修学旅行で、夕食後ほろ酔い先生といろいろなことを話したものでそれもま た面白く、楽しみでもあった。
 

 時代が違うと言われればそれまでだが、今は先生という職業の受難の時代なのだろうか。
 

2019年11月04日

マイナス12からの逆襲

 今年のワールドシリーズはヒューストン・アストロズとワシントン・ナショナルズの間で争われたが、近年になく手に汗握る試合が多く興奮させられた。しかも、両チームともホームで破れ、敵地で勝つという史上初の結果を残し、チーム創設51年にしてナショナルズは悲願のワールドシリーズ初制覇を果たした。


 特に最終戦は最後までナショナルズらしさが全開だった。2点を追う7回、3番レンドンの本塁打で1点差。1死一塁とし、5番ケンドリックのライトポールに当たる2ランで逆転した。6回までわずか2安打の劣勢も、終盤の3回で6得点。一気にひっくり返した。

 初の世界一に導いたマルティネス監督は「信じられない。選手の皆がやってきたことをすごく誇りに思う」と感慨に浸った。
かってはリーグのお荷物とされ、エクスボズからナショナルズと球団名も変え、本拠地球場もモントリオールからワシントンに移した。


 今年も開幕50試合での成績は19勝31敗と不調で、一時は監督更迭まで囁かれたが、それからのワイルドカード進出⇒リーグ制覇⇒ワールドチャンピオンへの道をひた走った。
これは奇跡だといえる。それだけにマイナスからの大逆襲は見ていても面白く、実に痛快だった。
これから教えられたことは「決してあきらめないこと」、自分を信じて仲間を信じて「その気になればできる」ということだ。


 私は根っからの巨人フアンだが、0勝4敗という今年の日本シリーズの結果の惨めさにどれ
だけ心折れたことか。それだけに「マイナス12」からの大逆襲という言葉を今の巨人に贈りたい。 

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