2013年11月25日

けん玉の効果

 私どもの塾には入り口付近に日本けん玉連盟公認の「けん玉」を置いている。いつしか、ほとんどの塾生は塾に来ると最初に「けん玉」に興じるようになった。
 

 子どもたちの最近の遊びと言えば、テレビゲーム・携帯電話ゲームだが、昔の遊びには風情と効用があった。
 まったくできなかった子どもが回数を重ねていくうち、だんだんとうまくなっていく。


 生徒は口々に「塾長できた!」とうれしそうに技を見せてくれる。努力を積み重ねることにより技を身につける遊びが日本人の器用さや根気強さや勤勉さを生み出してきたと言えるのではないだろうか。
 おとなしく、口数の少ない生徒が、「もしカメ」を見事までにこなし、皆から一目置かれ「あの子はすごい」と言われるまでになる。
 

 けん玉の良さは、ただ単に古き良き玩具というだけでなく、年代を越えて皆で興じることができるというところにある。実際ほとんど会話を交わしたことのない、小学生と中学生がけん玉を通して話せるようになったことはよくある。今やけん玉は、わが塾ではコミュニケーションを広める玩具となっている。


  けん玉はただ単にけん玉に興じることにとどまらない。けん玉にはいろいろな種類の技があり、一つの技を習得すると次の技への挑戦が始まる。なんと日本けん玉連盟によれば、けん玉には100もの技があるという。


  また、けん玉に興じることにより、集中力が身につき、技を達成した後の喜びは大きな快感となる。そして、何よりも努力を積み重ねていけば、できるようになる。これは勉強に通じるものがある。
 
 塾の入り口にはけん玉以外、メンコ・コマ・いろはカルタ・双六・福笑いなども置いている。


 これら昔の遊びを通じわが塾では広いコミュニケーションが生まれている。
 この優れもののけん玉、今度は塾でけん玉大会を開こうと思っている。
 

2013年11月07日

被災地にささげた勝利!東北楽天イーグルス

 田中将大投手が、ジャイアンツ最後の打者を三振に取った時、球場のボルテージは最高に達した。東北唯一のプロ野球チーム楽天イーグルスのチーム結成9年目にしての日本一が決まった。9度宙に舞った星野監督「もう最高。こんなうれしいことはない」と言う喜びの声は震えていた。


 思えば東日本大震災以来、「東北に勇気と希望を」合言葉に野球シーズンに臨んできた。
チームがそれぞれの選手が胸に刻み込んだ思いがやっとやっと開花した。
 

 星野監督の「東北の子供たち、全国の子どもたち、被災者の皆さんにこれだけ勇気を与えた選手を褒めてやって下さい」という言葉は印象的だった。星野監督もチーム全ての力を出し尽くしたと思う。リードした第6戦、ベンチではグランドに向かって、手を合わせて祈っている姿は、“鬼の星野”から“仏の星野”を見たような気がする。これがチーム成長の証だ。
 

 それにしても前日の第6戦で160球も投げた田中投手を、「最後を飾るにはあいつがふさわしい」と送り出した監督も監督だが、「大丈夫です、1回行きます」と直訴した田中も田中。「個人のことはどうでもいい。チームの成績が第一」勝利に対する執着心と結束心と必死には食い下がる姿勢は楽天イーグルスがはるかに巨人を凌駕していた。


  「見せましょう、野球の底力を。見せましょう、野球選手の底力を。見せましょう、野球フアンの力を」
 かって嶋選手が震災の復興支援の試合で発した言葉を地でいったような楽天の快挙だった。
 王手をかけた第6戦。田中投手は4失点で今季初めて負け、不敗神話は崩れた。しかし、この負けがチームの結束をより一層高めた。最後の戦いにマウンドに立った美馬投手は、強打線を誇る巨人に対してひるむことなく勇気をもって内角をつき、立ち向かっていった。

 
 「夢」星野監督が色紙に必ず添える言葉だとか。過去3度の挑戦でも跳ね返された日本一。自分の届かなかった思いを「夢」という文字に込めたのだろう。
その夢が実現したのだ。「夢」は決して夢だけで終わらせるものではない。実現させてこその「夢」と言
える。

 星野監督には次に新しい夢があるという。それは楽天を巨人のような常勝チームに育て上げること。日本一を出発として新しい夢が追いかけられる。
 楽天に勇気と希望をいっぱいもらった。私も「夢」を実現するために精一杯頑張ろう。