2013年06月04日

中間試験の早朝特訓

 中間試験に備え、今年はじめて6時からの早朝特訓を2日間実施した。朝早いこともあり、はじめ参加する生徒も少ないだろうと思っていたのだが、なんと初日には40名もの中学生の参加があった。 

 
 まずは腹ごしらえ。講師は20名ぐらいの生徒の参加をみなし、前日にトン汁をつくり、おにぎりも用意したのだが、これが大誤算。想定していた人数より多くの生徒が参加したため、一人2個のおにぎりの予定が1個になってしまった。それでも、生徒は「おいしい、おいしい」と言いながらおにぎりを食べ、トン汁もおかわりが相次ぎ、用意したものすべてが売り切れてしまった。
 

  トン汁は講師がそれぞれの家庭の味を持ちよい、それにインターネットで調べたレシピも加えて、みんなで協力しながらエクシード特製が出来上がった。講師は授業が終わった後、仕込みや味付けなどをする。翌朝は5時には塾にはいなければならないから、そう考えるとこの2日間ほとんど寝る時間はなかったのではないだろうか。


  でも、朝早くから来る子どもたちの成績を上げるため、子どもたちの笑顔を見るために頑張ってくれた。ただ単に生徒に勉強を教えることだけが講師としての務めではない。そのことをだんだんとわかってきてくれているのではないかと何かうれしい。彼らには慰労の席を設けよう。


 今年からスタッフの数も増えたこともあり、いろいろな試みをしている。毎回、試験の前日に行っている試験直前強化授業は、塾作成の「予想問題演習」を実施した。50分というテスト時間を想定して作ったため、生徒の集中度も高く、予想問題の的中率もかなりのもの。ある中学校では、3年生の問題のほとんどはエクシード予想問題そのものだったとか。
 

 直前強化授業では、予想問題演習を、早朝特訓では、試験直前チェック事項の点検をし、試験に備えさせた。喜ばしいのは、学生講師もトン汁やおにぎりつくりに尽力してくれたこと。ほほえましのは、生徒が生徒を教えるシーンが多くみられるようになったこと。
 

 この文を書いている時、塾に入るやいなや「塾長、すごいことが起こった!」と中3の女子生徒が、社会の解答用紙を自慢そうに差し出した。「97点、すごいやろ」。その子の友だちが「数学85点!今までとったことがない」と駆け寄ってきた。また、早朝特訓に参加した中1の女の子は、今まで成績が良くなかったが、ほとんどの科目で平均点を越え、うれしそうに答案用紙を持ってきた。「次、もっと頑張るから」笑顔がはじけていた。


 「塾長、今度10番以内に入ったら、図書券ちょうだい」と言ってきた男子生徒、得意そうに「ヤッター」とガッツポーズ。初めての5教科トップ10入りを果たした。
私たちはこの笑顔を見るために頑張ってきたのだ。


 笑顔はいい。笑顔は人と人をつなぎ、自信や勇気を与えてくれる。子供たちの屈託のない笑顔は私たちの大きな支えでもある。
 

 私たちはエクシードに、これらの生徒のような「笑顔の花」をつぎつぎと咲かせたい。
                                      講師の心尽くしに感謝しながら‥‥ 

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