2011年08月16日

60歳のサプライズ

 仕事終え、さあ帰ろうかとやおら椅子から立ち上がろうとすると、突然電気が消え室内は真っ暗。「停電かな」と思った時、「ハピーバスディーツユーハピーバスディーツユー。ハピーバスディーツデイア塾長。ハピーバスディーツユー。」の大合唱。あちこちからクラッカーがパーンパンと鳴り、電気がついた。その時、6本のろうそくのついた大きなバースデイーケーキが現れた。それには「塾長60歳の誕生日おめでとうございます」と書かれていた。いやーびっくりしました。


前日娘から60歳の誕生日の贈り物として上下の真っ赤なゴルフウエアをプレゼントされ、「こんなもん着る年じゃない」と着ることを拒み、今は押入れの中。そんなこともあってあまりあてのない誕生日だっただけに、講師みんなの心づくしに感謝・感謝。思わず涙がこぼれそうになったが、グッとこらえた。


「塾長、プレゼントです」と言って差し出されたのは、全自動のコーヒーメーカー15年もののスコッチウイスキー。それに、講師リーダー手作りのE君(塾のマスコット・イメージキャラクター)の人形と言おうかぬいぐるみ 。どれも心のこもった贈り物だった。


ある時、教室長と飲んでいる席で、「塾長、一番好きなウイスキーは何ですか?」と問うので、「オルドパー。それも15年ものがおいしいんだよな。まろやかでコクがあって。」答えた。そうか、あの時、俺の趣向を確かめていたのだ。


タバコを吸わない私は大のコーヒー通。豆をミルで引いた後、コーヒーを飲むのが楽しみだった。それもよく見ていてくれたのだ。何ともうれしいプレゼントではないか。
この日は土曜日で授業もない講師も駆けつけてくれ、急ごしらえの机のテーブルにはたくさんの食べ物。誕生日パーテイーは遅くまで続いた。久しぶりに心地よい時を過ごした。


思えば講師のみんなも一人前になったものだ。このような気配りができるということは、人として一人前になった証だ。「講師を経験することによって人間的に成長せよ。」よく言ってきた言葉が結実しつつある。その甲斐もあって4回生の講師のほとんどが希望する企業への入社が決まった。


ほんとのところ彼らにわが塾に正社員として残ってもらいたいのだが、彼らには彼らの夢や生き方がある。いたし方のないことか。と思いつつも残念さがこみあげてくる今日この頃である。