2009年08月03日

講師になって1年

 以前塾長からお借りした「スーパー講師への道しるべ」は塾講師の私にとってまさに『目からウロコ』の驚くべき本でした。
 その本から学んだことと先日の講師研修で学んだことをまとめてみました。
 
 講師にとって大切なことは、「講師自身が勉強により知識を高める」ことです。これは「先生が勉強熱心であることは大切なことだ」と研修でも言われましたが「学ぶ努力」は講師にとって重要だと思います。

 
 次に講師にとって必要なものは、「教えるための引き出しの多さ、考え方」です。私の場合、参考書などで予習をしっかりして教え方を考えますが、どうしても難しく考えすぎて行き詰まってしまうことがあります。これは講師仲間に聞くことでいいヒントを得ることがあります。また、生徒からも「このように考えればいいんじゃないですか」、と逆に教えられることもあります。講師とともに考え、生徒とともに考える。これがエクシードのよさではないでしょうか。

 
また、私は授業の組み立てを大切に考えています。生徒は部活などで疲れているので、授業の入りは特に重要です。塾長も最初の5分と最後の5分は大切だとよく言われます。私は生徒が飽きないための工夫がかなり足りていないと思います。研修でも、ただ単に問題を解かせるのではなく、問題の重要性を伝えてやる気にさせるため、上から順に解かせるのではなく、重要な問題問題から解かせ、その中に含まれる基本の重要を知らしめる。生徒によって理解度・到達度・解く速さは違うので自分で試して向上させたいと思います。

 
 次に必要なことは「リーダーシップ」です。生徒に「今日はどこをしよう」などと問いかけることは決していいこととは言えません。生徒の弱点を把握した上で選択肢を提示するなどの工夫が必要です。生徒の意思を尊重しつつ、講師が主導して授業を引っ張っていくことが大切です。

 
 最後に上記のどれよりも重要なことは、「講師が魅力的な存在であること」です。生徒はただ単に勉強するするために塾に来るのではなく、人間同士の触れ合いを求めて塾に来ています。私にはまだまだコミュニケーション能力が不足しています。生徒にマメに話しかけ、生徒に関心を伝えることからスタートしようと考えています。その際、ワンウエーになるのではなく、話題を選んでいろいろな側面から生徒に接することが必要です。
 
 「こどもはテイーチングマシンではなく、人間に会いに来ています」魅力ある存在になれるよう改めて頑張りたいです。
 
                           香山洋佑