2009年11月06日

塾長の授業を見学して

 先日、宝殿教室で塾長の社会の集団授業を見学させていただく機会に恵まれました。私は別府中学の中3の社会を担当しているので、この日の授業は大いに参考になりました。また、感心させられることも多くありました。
 
 まず驚いたのは、中3生徒の中間試験の平均点が、学校の平均点よりも20点も上回っていたことです。塾長が別府中2年の社会を指導しておられ、その生徒の平均点が89点だったということは聞いており、授業の凄さは想像できたのですが、実際に授業を見ると、驚きの連続でした。
 

 まず塾長は、目先の受験勉強だけでなく、先を見すえ、派生的な知識をも植えつけていき、生徒に「社会」という科目自体に興味を持たせていました。
 公民分野は苦手としている生徒が多いのですが、現在の政治と照らし合わせて生徒にとって親しみやすいように工夫がされていました。

 また、授業中に入る余談が絶妙で、ブレイクタイムの働きと、知識を植えつける働きをしており、生徒にとっては余談が単なる余談でなく、すべて勉強になっていました。
 
 塾長の授業は常に生徒との対話関係が成立しており、一方的に話す時間がほとんどありません。塾長は絶えず生徒に発問し、生徒も授業に参加する形をとっておられます。塾長はアトランダムに生徒に発問するので、生徒にとってはいつ指名されるかわからず、集中して塾長の言うことを聞いています。見ている私も緊張し、塾長の授業に引きずりこまれました。
 

 また、絶対的な情報量と知識量に基づき、テストに出題されるポイントを的確につかんでおり、目に見える形で生徒に指導力をアピールしているため、生徒からの信頼も厚いものがあります。
何よりもよかったことは、生徒が嬉々として授業を受けていることでした。よく塾長は、学ぶ入り口は「楽しさ」と言われますが、その「楽しさ」の上に、競争する意識の高さがあり、生徒にとっても理想的な授業だと思いました。


 私も今日の授業を参考にして、塾長の授業に少しでも近づくためスキルを高め、教える心を磨いていきたいと思います。 
              講師キャプテン