2010年11月01日

学ぶ者の姿勢

 成績は「教える力」「学ぶ力」で伸びる。エクシードでは講師の控えの席に、次の文を貼り付けている。

みなさんはこんな指導をしていないですか?
 
解答にいたるまでこと細かく丁寧に解説している。 
  いいことをやっているつもりが逆効果。 
 生徒に発問・問いかけをしながら、生徒の理解度を再確認しなければならない。
 一度にたくさんの説明をすると、どんなに丁寧であっても、生徒は整理・消化できずかえって混乱して しまう。
  長い解説よりも5つの演習問題をさせるほうが効果的な場合もある   


問題のすべてを解かせている
 数学の大問1番でも、@とDでは難易度が違う。
 @を正解し、Dを間違えたならば、Dのつまずきを解消し、次の小問を与える。個人に合わせて「スモールステップ」で教えていく。 


生徒の要求を聞きすぎる要求をなんでも聞いてしまうと、自分では何もしない、考えないという癖がついてしまう。
 子どもに「考えさせるようにする」ことが大事。
 「不親切な指導」が時には必要。「個別指導から」指導が消えては、個別指導でなくなる。  

 「教える力」とは、生徒にわからない問題をわかりやすく教えることはもとより、学ぶ者としてのふさわしい「姿勢」も教えなければならない。
 

 教場に入る時、大きな声で入る生徒は成績の伸びも速い。いくら注意してもあいさつをしようとしない生徒、声の小さい生徒、偶然講師と目が合わず、あいさつをしなかったことがラッキーと思い、自分からすすんであいさつをしようとしない生徒は概して成績が伸び悩んでいる。それは教わる側としての基本的な姿勢ができていないからだ。
 

 エクシードではどの講師も大きな声で生徒にあいさつをする。「あいさつ」「笑顔」「元気」は生徒にプラスのエネルギーを与えるからである。講師とのキャッチボールができ、プラスのエネルギーを吸収できる生徒は成績が驚くほど伸びる。
 

 別府中学の3年生Fさん、入塾前は20番から30番を行ったり来たりしていた。入塾後、2か月もしないうちに実力テストで学年3位に大躍進。同じく別府中学の3年生H君、入塾後急激に成績を伸ばし。学年10番以内にすぐに入った。彼らに共通することは、教わる側の基本的な姿勢ができたことだ。
 

 あいさつだけがすべてではない。しかし、あいさつは自分に活力を与える土台ではないだろうか。

 講師が率先垂範し、あいさつが元気よく飛び交う教場の生徒の未来は明るい。

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