2009年03月21日

新高校生の皆さんへ

 先日公立高校の合格発表があり、私たちは合格に歓喜する生徒、不合格で悲嘆にくれる生徒に直面することになりました。結果が芳しくなかった塾生の皆さんには、今何を言っても慰めの言葉しかなりませんが、どうか頑張って下さい。


 皆さんは他の人が味わえない悔しさを感じたことと思います。この悔しさを大きなエネルギーにしてそれぞれの高校生活で頑張っていただきたいと思います。皆さんにとって高校がゴールではありません。また、人生が決まったわけでもありません。

 どのような高校生活を送ったのか。何ができるに人間になったのかが問われるのではないのでしょうか。悲嘆の淵から這い上がってゆく皆さんのエネルギーは必ず大きく結実するものと確信しています。
 

 今年の塾生に本当に一生懸命受験勉強に励んでいましたが、不運にも合格できなかった生徒がいました。その生徒、目を真っ赤にしながらも、塾まで受験報告に来てくれました。「塾長だめだった。でもいいねん、精一杯やったから悔いないねん」笑顔を繕いながら話していましたが、その言葉の端々には無念さがにじみでていました。帰り間際に、「塾長、落ちてごめんね」この言葉にはホントまいりました。彼女は高校受験では公立高校に合格できませんでしたが、人間的にはどの受験生より合格しているのだと思います。


 結果がよかった皆さんも、いつまでも浮かれ気分でいるのでなく、はやく中学生気分を払拭して、高校生になる自覚を持ち、次のゴールめざし勉学にクラブ活動に励んで下さい。
私たちは君たちとともに学んだ貴重な時間を胸に刻みながら、また君たちの無念さを感じ取りながら、日々の教育活動にいそしんでいきます。

 
 どうか、これからが本当の勝負なんだという気持ちを強く持ち、高校生活で、自分の進むべき道を発見し、それに挑んで自分の可能性を大きく広げてください。

 私たちは、君たちの前途に幸多かれと祈ってやみません。


 乾杯、今君は人生の大きな舞台に立ち、はるか長い道のりを歩き始めた君に幸せあれ。                                                                                                             長渕 剛

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